ティーチングとコーチングの正しいバランス
FROM 笠井伸春
熱心な大学生講師Aくんから
指導方法の相談がありました。
Aくんは弟や周りに教えることはあっても
家庭教師としては、はじめての指導です。
相談内容は・・・
「目標設定して
やる気を引き出そうとしているんですが
なかなかうまくいきません」とのこと。
「7つの習慣」などの
成功哲学系のノウハウでは
目標達成までの手順は次のようになります。
こうなりたいという自分の価値観を書き出す
↓
それに合った長期目標を決める
↓
半年後など中期目標を決める
↓
1週間〜1ヶ月後の短期目標を決める
↓
それに合ったやることリスト(TO DO リスト)をつくる
↓
リストに優先順位をつけて、
重要なものから実行する
つまり、
理想の自分に向かって
ワクワクする目標を立てるわけだから
前向きに取り組める、というわけですね。
そういう意味で、
目標設定することは間違いではないんですが、、、
次のようにアドバイスしました。
ティーチングとコーチングの正しいバランス
ティーチング・・・教える
コーチング・・・自分の中にあるやるべきことや行動を引き出す
たとえば、
ゴルフがうまくなりたくてコーチをつけたとします。
まだ、どう練習すればいいかもわからない初心者。
そんな段階で、
「あなたはどうなればいいと思う?
目標は?何ができると思う?」
そう質問されても・・・困りますね。
ここでコーチがやることは、
ティーチング8~9割がいいんです。
「この方法で練習してみて」
「体の回転はこんな風で」
「上級者のスイングを見てマネしてみてよう」
それで、スイングや練習方法がわかってきたら
徐々にコーチングの割合を増やしていきます。
この段階になるとティーチングだけだと
モチベーションが下がりやすいので
タイミングを見てコーチングします。
小中高の勉強も同じ。
まず問題の解き方から教えて
「あ、できる」と体験させてあげること。
暗記の仕方も、
たとえば、英単語はこうやって覚えるといいと
できるまでフォローしてあげる。
そうやって
自主学習のコツをつかんできたら
目標とやることリストのサポート、
つまりコーチングの割合を増やしていきます。
こうやって段階によって
バランスを考えるといいですね。
お子さんはどの段階でしょうか?
何か参考になれば幸いです。
笠井伸春
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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
