基本レベルなのに正答率34%の問題
FROM 笠井伸春
受験生に伝えていることがあります。
今は基礎を固める時期だから、
正答率が高いのにできない問題から
復習するのが効果的、
正答率の低い問題は
難問だから今は後回しにしていい、と。
でも、例外があります。
それは、基本的な問題なのに
たまに出る単元です。
たとえば、数学の標本調査。
これは、高校入試問題ですが
できるでしょうか?
(2017広島県 数学より) ある池にいるコイの数を調べるために、 池のコイを56匹捕まえ、 そのすべてに印をつけて池に戻しました。 数日後、同じ池のコイを45匹捕まえたところ、 その中に印のついたコイが15匹いました。 この池にいるコイの数は、 およそ何匹と推測されますか。 一の位を四捨五入して答えなさい。
どうでしょう? 解答は・・・ 池のコイの数をx匹とすると x : 56 = 45 : 15 これを解いて、x = 168 およそ170匹 教科書の基礎レベルの問題なんですが、 正答率は、なんと 34.0%でした。 受験期にしては 低すぎると思いませんか? 標本調査は比を使えばできるので、 比を理解した小学生でもできていい問題です。 なぜ正答率が低いかというと、 標本調査はたまにしか出ないから。 忘れているんですね。 正答率が低くても 平均くらいを目指しているなら ぜひ正解したい問題です。 今何年生であっても 必要なら一度小学校の範囲に 戻って復習した方が、学習としてはスムーズですよ。 今何をするのが ベストなのか迷っているなら ぜひ相談してほしいと思います。 笠井伸春
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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
